イラストを上手く描きたい!
だけどどうすればいいの?
イラストを描くことが好きだけど、思い通りに描けない。もどかしい気持ちを抱えてる人は多いはず。かくいう私も、自分自身のイラストが下手くそで、ずっと思い通りにかけたことがありません。
どうすれば上達するのか?を、一般的に言われている方法を書き出してみました。
- どんな絵が好きなのか探す
- どんな絵を描きたいのか目標を決める
- 描きたい絵を描いてる絵師を見つける
- 絵師の絵を参考に模写する
- 模写した絵を見直す
- 再度見直した点を踏まえて模写する
- 継続して描き続ける
この流れ、私にとっては既視感がありました。目標立てて実行して見直して改善して継続していく⋯
あ、仕事でやってた品質管理!
PDCAサイクルの流れと一緒じゃない?
そうなんです。PDCAサイクルだったんです。学生さんや事務職の会社員の方には馴染みのない言葉かと思います。PDCAサイクルとはなんなのかをご説明します。
イラスト上達のためのPDCAサイクルとは
PDCAサイクルとは
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
の頭文字を取ったもの。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法です。
様々な企業で使われる品質改善の技法です。
思い通りのイラストが描けないと言うのは、イラスト(=品)を描く(=業務)も自分(=顧客)の期待する水準(=質)に届いていないという事。
品質改善を実施する事が、イラスト上達への道に繋がると言えるのでしょう。
では、一般的に言われている方法をPDCAサイクルに落とし込んでみます。
Plan(計画)
PDCAサイクルでPlan(計画)が最も重要です。求めるモノをはっきりさせておく事で、途中で挫けそうになっても意志を強くもてます。
どんな絵が好きなのか探す
目標をたてる前準備です。自分の事を知る機会でもあります。
自分の好みが理解出来ていて、パッと頭に鮮明に映るのであれば、探す必要はありません。ふわっとしたイメージでしか頭に浮かばないようであれば、まずは自分の『好き』を探して集めましょう。
どんな絵を描きたいのか目標を決める
好きな絵を探したら、描きたい絵のイメージを固めます。あれもこれも描いてみたいと欲が出るかもしれませんが、描きたい絵は一つに絞りましょう。意識を集中させるためにも、目標は一つにします。
描きたい絵を描いてる絵師を見つける
プロの漫画家やイラストレーター、X(旧Twitter)やpixivといったSNSに投稿している所謂プロではないけど絵を描くのが好きな絵師と呼ばれる方々の中で、色使いや構図を見て自分の描きたい絵に近い人を選びます。
Do(実行)
絵師の絵を参考に模写する
あまり効果がないとされていますが、初心者はまずは模写すること。思ったとおりの絵を描くには、見本通りにかけることが第一です。模写とトレースとは違いますが、見て真似て書くという点では同じです。
Check(評価)
模写した絵を見直す
思い通りの絵が書けたかどうか確認してみます。線は思い通りに書けたか、模写元と大きさやバランスは同じように書けているか。
上手く書けたと思うことも大切ですが、「ここが難しかったな」「ここが思うようにできなかったな」という反省点を見つけてください。
Action(改善)
再度見直した点を踏まえて模写する
でてきた反省点をまとめて、もう一度同じ絵を模写してみます。同じ絵を描くと自分の苦手がどんどん洗い出されてきます。反省点がまったく改善されなかったり、改善されたと思えば違う課題が見つかったり、様々な問題を抱えることになるでしょう。
チェックポイント表を作ってみてもいいかもしれません。
継続して描き続ける
課題や問題を改善すべく、何度も何度も書き続けましょう。納得のできる絵が描けるまで難しいかもしれません。
一度手を止めて、違う絵をかいてみても良いでしょう。継続して書き続けることで、苦手な点だけでなく、自分の癖も理解できてきます。上達するためには自分を知ることです。
最後に
絵の上達は、PDCAサイクルでずっと書き続けることが重要です。
書き続けることが経験になります。経験が上達につながります。書くことが嫌いになる事もあるかと思いますが、頑張って書いていきましょう。
皆さんの素敵な絵が世の中にたくさんあふれる世界になりますように。
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